ハンドメイド販売をインターネットやアプリで初めて、少しずつ売れ始めると、自分の作品が世の中に求められていることに嬉しさを感じます。
そうすると、次はハンドメイドイベントで出店してみようと思ったり。いろいろと構想は広がりますが、ネットで売れる作品が必ずハンドメイドイベントで売れるかというとそういうわけではありません。
ネットで売れていたのに、ハンドメイドイベントでは見向きもされない作品もあります。
そんな作品の特徴をまとめてみました。
1.どこでも売っていそうな作品
- 巷でよく見かけるデザインのピアス
- 特徴のないヘアゴム
どこでも売っていそうな作品は、この他にもたくさんあると思います。
ただ、こういった作品はハンドメイドイベントでは売れづらいです。
なぜかというと、わざわざハンドメイドイベントに来るお客様は巷には売っていないものを求めて来られる方が多いです。
似たようなデザインの商品はショップによく売っているが、この作品はここが一味違うというのがあればいいですが、そのデザインそのままであればわざわざハンドメイドイベントに来てまで買う必要がありません。
近くのイオンで買えば十分なのです。
なぜ、ハンドメイドイベントに来ているかを考えてみてください。
そこでしか買えない作品を買いに来られているお客様ばかりです。
その方に向けての作品をしっかり作りこむ必要があります。

2.予約作品
予約商品とは、まさにその名の通り、欲しい作品を予約して完成した後作品を受け取るというスタイルの作品です。
これはハンドメイドイベントでは売れにくい作品の一つです。
理由は二つあります。

即日手に入らない
わざわざハンドメイドイベントに出向いて、即日手に入らないというのは致命的です。
よほど欲しい作品あれば別ですが、購入目的で出向いて即日手に入らないというのはかなりのデメリットです。
わざわざハンドメイドイベントに休日を割いてきているわけですから、今すぐ欲しい作品を手にしたいですよね。
それは当たり前のことです。
ネット上であれば、発送までに時間がかかるのは仕方のないことですが、即日手に入れて明日から使いたいので、ハンドメイドイベントに来ている可能性もありますので、このハンドメイドイベントのメリットを活かせないと売れづらくなります。
【今中彩乃の例】
実は私もハンドメイドイベントに出品した際に、予約作品と今すぐ手に入る作品の二種類を販売したことがあります。
結果は、すぐ手に入る作品は飛ぶように売れましたが、予約作品は1つしか売れなかったことを覚えています。
ハンドメイドイベントに出店して、予約作品を売ろうという人は少ないかもしれません。
ただ、たくさん数を作れない作品であったり、在庫をたくさん抱えるのが嫌という方にはとても良い方法です。
その場合、普通に購入できる作品をある程度作っておいて、完売すれば予約制というかたちにするのが良いと思います。
現物を確認できない
予約作品が売れないもうひとつの理由は、現物を確認できないのも一つの理由です。
予約作品であれば、サンプルが1つ用意されていて、後日お客様にお渡しする作品はカラー変更ができたり、仕様を少し変えれたりできます。
カラー変更したり、仕様を変更するとなると、想像力をフル回転して実際に後日受け取る作品がどのような物かを想像しないといけません。
そこに対して不安や、迷いがあると、購入されないケースが多いです。
現物を見て購入の判断ができない分、購入に至るケースは少ないようです。
予約作品 | 完成作品 | |
即日手に入るか? | × | 〇 |
現物を確認できるか? | × (サンプルを見て注文する) |
〇 |
3.クオリティーの低い作品
ハンドメイドイベントでは、クオリティーの低い作品は売れづらいです。
それは当たり前と思っている方も多いと思ますが、クオリティーと価格がともに低くても売れない傾向にあります。
ハンドメイドイベントでは、自分に合うお気に入りの一点探そうとする方が多いので、価格が安くても、クオリティーの低い物は売れないです。
今は100円ショップなどでも、それなりのクオリティーの物が販売されていますので、ハンドメイドイベントでは安くしてもなかなか売れないです。
ただ、ネットや、フリマアプリなどで販売する際は、価格がクオリティーが低くて、尚且価格も低ければ売れます。理由は、フリマアプリなどは、100円ショップに行きたくない方がより自分の好みあうものを低価格で買うという目的で利用されてるからです。
その場合、クオリティーより重要なのが価格になってくるので、価格さえ低ければ売れやすくなります。

価格もクオリティーも低い作品は売れないというのはお分かり頂けたと思います。
逆に価格もクオリティーも高い作品はどうでしょう。
これは売れやすいです。ハンドメイドイベントに来られるお客様は、クオリティーの高い作品を求められています。少し価格が高くても、その価格に納得さえされれば購入に至るケースは多いでしょう。
逆に売れやすい作品はどんな作品でしょう。
そちらも記事にしていますので、ご参照ください。